二瓶研究室 / 生活システム工学 / Well-being Engineering Lab.

東京大学 大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 / 工学部 機械情報工学科


INFO

コミュニティーで創る・育てるコミュニケーションロボット シンポジウム

 

開催趣旨

 お話しをするロボット、言葉に限らず抱きしめたら反応したり、うなずいたりするロボット、そして情報を提供するロボット。何らかの情報を利用者とやりとりするロボットを見かける機会が増えてきました。JST戦略的イノベーション創出推進プログラム「高齢社会を豊にする科学・技術・システムの創成」領域では、在宅高齢者の生活で必要となる重要な情報を提供する情報支援ロボットの開発を進めてきました(「高齢者の記憶と認知機能低下に対する生活支援ロボットシステムの開発」2010年度~2019年度)。ここでは、伊豆市の協力を得て、地域コミュニティーで創って、育てて、役立たせることを実践してきました。

 このようなフィールド・ベースの考え方は、日本で生まれた技術の海外への移転においても役立つものと考えています。本シンポジウムでは、このような視点を背景に持ちつつ、University College Dublin(UCD)の小舘先生、JSTプログラムオフィサーの伊福部先生からご講演をいただくとともに、本プロジェクトの紹介、コミュニケーションロボットの活用に向けた取り組みをされている関係機関の方々からの講演、そして今後の展開について議論したいと思います。

また、今回のシンポジウムは、9月19日(木)に開催される高齢社会共創センター主催のリビングラボ研究交流会「生活者の可能性を拡張し、生活を豊かにするためのテクノロジー(AI, IoT, ロボティクス)」との連携企画です。ご興味のある方は事務局<info[a]cc-aa.or.jp>までお問い合わせください。
※[a]を@に変えてください

 各種ロボットの展示も企画していますので、是非、皆さまお誘い合わせの上、ご参加ください。


【日時】
9月21日(土) 13:00~17:00 ※展示 11:00~17:00

【場所】
東京大学 武田先端知ビル 武田ホール MAP

●東京メトロ千代田線「根津駅」出口1から「浅野正門」まで徒歩2分
●東京メトロ丸の内線「本郷三丁目」出口2から「浅野正門」まで徒歩17分
●都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目」出口4から「浅野正門」まで徒歩17分
●東京メトロ南北線「東大前」出口1から「浅野正門」まで徒歩10分

【主催】
東京大学大学院新領域創成科学研究科

【対象】
一般、当事者、家族、支援者、研究者 

【会費】
無料(交流会 参加費:1000円)


■プログラム(案)(敬省略)

13:00-13:05


開会挨拶

東京大学大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 生活支援工学分野
工学部 機械工学科
教授  鎌田 実

【第1部】基調講演・対談(13:05-14:10)
13:05-13:35
基調講演1 
「介護ロボットを通じて考える世界の文化・制度と共生(仮)」

University College Dublin, School of Social Policy, Social Work and Social Justice
准教授  小舘 尚文

13:35-13:55
基調講演2
「高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」

科学技術振興機構戦略的イノベーション創出推進プログラム プログラムオフィサー
東京大学 名誉教授  伊福部 達

13:55-14:10
対談
「日本生まれのロボットを海外のコミュニティーで展開するために」

University College Dublin, School of Social Policy, Social Work and Social Justice
准教授  小舘 尚文

科学技術振興機構戦略的イノベーション創出推進プログラム プログラムオフィサー
東京大学 名誉教授  伊福部 達

国立障害者リハビリテーションセンター研究所
福祉機器開発部長  井上 剛伸

(14:10-14:30 休憩)
【第2部】プロジェクト成果報告(14:30-15:10)
 14:30-15:10


「高齢者の記憶と認知機能低下に対する生活支援ロボットシステムの開発」

国立障害者リハビリテーションセンター研究所
福祉機器開発部長  井上 剛伸

日本電気株式会社 プラットフォームソリューション事業部
エキスパート  大中 慎一

伊豆市健康福祉部長寿介護課
主幹 竹本実千代

(15:10-15:30 休憩)
【第3部】コミュニケーションロボットの活用と今後(15:10-16:20)
 15:30-15:45


「施設で役立つコミュニケーションロボットの開発に向けて-AMEDプロジェクトでの取り組みから」

国立研究開発法人産業技術総合研究所 情報・人間工学領域
研究チーム長  中坊嘉宏

 15:45-16:00


「生活を豊かにするためのコミュニケーションロボットとビジネスモデル検証-鎌倉リビングラボの取り組み(仮)」

東京大学 高齢社会総合研究機構
学術支援専門職員 吉田涼子

 16:00-16:15


コミュニケーション・ロボットを活用した高齢者見守りサービス:サービス開始から1年、愛媛県西条市で見られた予想外の反応」

NECデジタルネットワーク事業部   
主席技術主幹  松田次博

16:15-16:30


「在宅介護とIT/RTの活用 『最先端介護機器貸与モデル事業』(仮)」

岡山保健福祉局
局長 福井 貴弘

 16:30-16:55  総合討論
 16:55-17:00


閉会挨拶

国立障害者リハビリテーションセンター研究所
福祉機器開発部長  井上 剛伸

17:00-18:00  懇親会

 


■申し込み方法

参加を希望される方は、下記の事前申し込みフォームよりお申し込みください。またはシンポジウムちらしをダウンロードしていただき、裏面の申込書に必要事項を記入の上、下記の宛先までFAXまたは郵送でお送りください。当日受付もしておりますので、お気軽にお立ち寄りください!


シンポジウムちらし


■問い合わせ・申し込み先

東京大学大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 生活支援工学分野
担当:荒木、二瓶 e-mail: comrobo_s2019@atl.k.u-tokyo.ac.jp

〒277-8563 千葉県柏市柏の葉5-1-5 東京大学 新領域環境棟374

電話:04-7136-5538
FAX:04-7136-4666